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2007年12月28日 (金)

アーチストのインキュベーションの難しさを感じた一年

さて、本日が仕事納めという方も多いだろう。かくいう私も一応建前上は本日が仕事納めである。

現在私が経営している会社は、音楽業界の現在の状況もあり大きな転機を迎えている。とはいえ例え現在の業界のシステムがどう変わろうとも次の時代のアーチストを育てていかねばならないことに変わりはない。

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私の会社は既にご存じの通り奥津恵(写真)というアーチストのインキュベーションを行おうとしている。昨年末にうちの会社に来て、全く0の状態から始めイベントやコンサート等に出演させ、現在弊社のネット放送の「癒しの音楽チャンネル」のパーソナリテイとして起用している。いずれもかなりポジテイブな反応が返ってきてプロデユーサーとしてかなりの手ごたえを感じている。その点では大きな収穫があったことは事実である。

私としては長い目で長く活動できるアーチストとして奥津恵を育てていこうと思っているし、この子にはその価値があると思っている。そのためにこの子のインキュベーションをどうするかというのが重要な課題として考えられていた。



折角の機会なのでもしまだ奥津恵の歌を聴いたことのない人がいらっしゃれば是非この機会に聞いていただきたい。


Think of you Feelly

昨年の12月にインターネットの世界でいう「ロングテール」という観点からアーチストのインキュベーションができないかということで、さまざまな可能性を探ってきた。そこにインターネット時代の新しいインキュベーションの可能性があるのでは、いや、出てきて欲しいという願いもあった。

しかしなかなか思うとおりにはならないものである。結論からいうとその面では残念ながら思ったほどの成果をあげることができなかった。ロングテールなインキュベーションは「ファンクラブ」を中心にコア層を増やしていって、固定層中心によるマーケテイング戦略だった。そのためネット放送の「癒しの音楽チャンネル」で定期的な出演をしたり、なるべく大規模なイベント会場でのライブ出演とかを中心に行ってきた。しかしなかなか思惑通りにいかない、結局反応がとてもよかったにも関わらず思ったほどの固定層を集めることができないでいる。

ロングテールといっても尻尾の終わりのままではただのマイナーで終わってしまう。それでは何の意味もない。結局今年の後半から割と「古典的」な手法でのプロモーション戦略に移行し始めている。つまりCMのタイアップや地上波のラジオ等である。勿論それらの手段を最初から排除していたわけではなかった。しかしインターネットのロングテール中心で広がる、というのは現状では難しいというのが率直な印象である。

今後の戦略を練り直さなければならない。しかしアーチストの新しいインキュベーションは簡単ではない、ということを改めて実感した一年だった。








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