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2007年8月20日 (月)

Billboard Liveオープン記念ーステイーリーダンコンサートに行ってきました

070820_195301_2 さて、ご存じの方も多いと思いますが一昨日より正式にオープンした東京ミッドタウンのBillboard Live そのこけら落としでステイーリーダンのコンサートに行ってきました。ステイーリーダンといえばドナルドフェイゲン(左側の人)私が作曲家としても演奏家としても大きな影響を受けた人です。7年ぶりの来日ですね。何せメチャクチャ演奏能力は高いのに、ライブをあまりやりたがらなかった人なので私自身も13年前の初来日ではじめてライブをみたくらいです。今回も久々なのでとてもドキドキしています。左の写真は入り口にあったものですがエレベーターの近くでしたので自分の写真は撮れませんでした。あ、別に私の顔などはどうでもいいですね。失礼しました(^^;)

ちなみにテレビとかで紹介されていますがオープンして間もないこのBillboard Live Cafe どんな感じかといいますと.........

左の写真は入り口、右の写真は会場の中です。会場から東京ミッドタウンの公園が見えます(ライブ時には勿論カーテンが閉まります)

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私の席は上のカジュアル席(これしか取れなかった(T_T))ですが上からもステージがとても近くてアーチストやミュージシャンの顔がはっきり見えます。一階はテーブルでレストランになっています。キャパは300くらいでしょうか。PAもそんなに悪くなかったです。最近のコンサート、平気で音が割れてたりしますけどねー 今日私が行ったものに関しては大丈夫でした。

さて、このドナルドフェイゲンの作曲技法、完成度はアーチストの中でも突出してすごいですね。何よりも私はこの人の作曲技法を盗もうとだいぶ研究したのですが、結局うまくいきませんでした。何てたって単純なスリーコードの曲など全くなく、デイミニッシュ、ナインス(9度),イレブンス(11度),サーテイーンス(13度) のオンパレード、一つのフレーズをデイミニッシュのみで進行させるなんてのはざらなんですね。本当に「何でこんなコード進行が思いつくの?」と感心させられます。それも変に奇をてらっているわけではありません。全部意味があるのです。そして一見その奇妙奇天烈に見えるコード進行が実に効果的に組み立てられるのが曲をよく聴いているとわかります。
オーケストレーションにしても、いつも大編成ですが、そこには無駄な音は何一つ存在しません。日本のアレンジャーにありがちな、ただトラックを埋めるためだけの「無駄な音、無駄なアレンジ」などは存在しません。一つ一つの音に全て意味があるのです。
どこかの国の安っぽいポップスのように簡単に「パクる」なんてことはこの曲ではできないでしょう。実際凡人にドナルドフェイゲンの曲をパクるなど不可能だと思います。実際ジャズコードや和声の理論によほど精通している人でないと、最高傑作のアルバム"Aja"からのPegやJosieなどはコードすら拾えないでしょう。ここには「消耗品にされるための音楽」などが存在する余地などありません。高い芸術性を持った完成度の高い音楽作品のみが存在している。それがステイーリーダンの世界だと思います。

ちなみにある年代以上はステイーリーダンというと”Do it again"とか”Rkki don't lose that number(りっキーの電話番号"といったヒット曲を思い浮かべるようですが、これはいずれも初期のメンバーのジェフ、バクスターの曲、私的にはバクスターが抜けた"Katie lied(うそつきケイテイー)"からが本当のステイーリーダンで、それ以前は同じステイーリーダンという名前でも実質別のバンドだと考えています。尚、ジェフ バクスターはどちらかというとカントリーベースのロックンローラーですが、ドウービーブラザースに移ってから皮肉にもR&Bベースの曲ーステイーリーダンに近い方向で曲作りしているのは面白いですね。しかしバクスターとフェイゲンは殆ど絶交状態のようなので初期のヒット曲”Do it again"や”Rkki don't lose that number"がステイーリーダンとして演奏される可能性は殆どないでしょう。

さて、以下は若干「ネタばれ」の話ですので、これからコンサートに行く人は読まない方がいいと思います
実はまだBillboard Liveのシステムをよくわかっていなかったために、不覚にも第一ステージと第二ステージは同じセットリストと考えていましたがあとになって全く別だったことがわかりました。それだったら両方行っていたのに、と今更行っても後の祭り (>_<) というわけで私が行ったのは8月20日の第一ステージでした。これでもカジュアルシートで\19000します!!!

  以下   ほんの 少しだけね た ば れ
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まず、今回のバンド編成、 
Donald Fagen - Keyboards and Vocals
Walter Becker - Guitar
Keith Carlock - Drums
Jon Herington - Guitar
Carolyn Leonhart-Escoffery - Backing Vocals
Michael Leonhart - Trumpet
Cindy Mizelle - Backing Vocals
Jim Pugh - Trombone
Roger Rosenberg - Baritone Sax
Freddie Washington - Bass
Walt Weiskopf - Sax
Jeff Young - Keyboards and Backing Vocals

 
フェイゲンさんは愛用のフェンダーローズで演奏。 この人の自宅にはベーゼンドルファーがあるのでそれだけでも私とピアノの音の趣味が似ている。ちなみにフェイゲンさんのキーボードのバッキングはまた独特で、私のピアノ演奏やバッキングに「手数(てかず)」や「おかず」が多い傾向があるのはこの人の影響があります。

二人とも太ったー 特にフェイゲンさん老けました。頭も薄くなっちゃったし、でももう58才か、仕方ないかも..

曲は全て昔の曲でバンドのジャムセッションが入ったあと、Time Out of mindから始まりました
Ajaの曲をかなりやってくれましたね。演奏はアンコールを入れて正味1時間20分、でも正直入場料の値段からするともうちょっと聴きたかったというのが正直なところ。2nd Stageでは私の好きな"Chain Lightning"とかやったらしい。アンコール曲も毎日違う模様、本日は"My Old School"でした。

あと個人的には最近の傑作といっていい"ツーアゲインストネイチャー”(グラミー賞受賞)からの曲も聴きたかったなあ、あと「ナイトフライ」から一曲くらい、と思ったのは欲張りすぎ?

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