日本ビクター売却先ほぼ確定
松下<6752.T>:ビクター<6792.T>売却で米TPGに優先交渉権
http://today.reuters.co.jp/investing/financeArticle.aspx?type=hotStocksNews&storyID=2007-03-15T232153Z_01_nTK3104884_RTRJONT_0_MnTK3104884-1.xml
音楽家のブログになぜこんな記事が、と思うかもしれないが実は大学を卒業後何年かは普通の企業の会社員をしていた。その就職先がこの日本ビクターで約3年在籍後、関連子会社で音楽制作を行っていた会社に移籍したという経緯がある。
日本ビクターは在籍僅か3年だったが今思うと非常に内容のある3年間だった。多少外国語ができるという関係で2年目からいきなり海外に行かされたし、社会人としていろんな経験や訓練も受けた。今自営業として仕事し続けていられるのはこの時の経験がものすごく役立っている。そのため僅か3年ではあったが自分にとって忘れられない3年間だった。今から二十数年前の話である。
しかし音楽の道は絶ちがたく悩んだ末関連子会社でCM等(CMといってもテレビCMではなかったが)の制作をしている会社に移籍した。親会社のそれもどちらかというと自分でいうのも何だが出世コースに近い道を進んでいたのが自ら進んで子会社も、それもグループの中ではどちらかというとマイナーな(実際マイナーな会社だったが)に移ったのだから当時は周囲から「あいつはバカじゃないか?」といわれたものである。実際そのとおりかもしれない。結局移籍した会社も3年後には退社することになる。
これは勿論結果論だがもしあのまま日本ビクターに残っていたとしても果たして自分にとってよかったのかというとやはりこの売却のニュースを聞くと考えてしまう。実は自分が在籍していた事業所は5年前に閉鎖されていた。そのため運がよくても他の事業所(おそらく横浜工場か横須賀工場のいずれかー横須賀工場はともかく横浜工場は通勤不可能ではないが家からはかなりきつい距離だ)か悪くすればリストラだ。たぶん後者の可能性の方が高いような気がする。
私が移籍した関連会社も見るも無残な落ちぶれ方である。かつては自社ビルをもっていたがそれも売却し、今は全事業部が同じフロアでちまちまと仕事をしているが、どうみてもこの会社の将来は暗い。
日本ビクター、海外ではJVCというが技術力には定評がある会社だが、それがある意味かえってあだにもなっている。日本で始めてテレビ受像機を開発した高柳健次郎はかつて日本ビクターの副社長だったため、ブラウン管に対する思いは他のメーカーより強かった。それが薄型テレビ開発に結果として大きく遅れを取ることになり、一時は世界中を席巻したVHSももはやその時代が終焉したにも関わらず最後までこだわった。そのためデジタル時代に完全に遅れをとることになりそれが現在の業績不振という事態を招いた。現在HD搭載の小型ビデオカメラが殆ど唯一他社と比べて辛うじて太刀打ちできている分野である。
実はいまだに日本ビクターの関係者ともつきあいがある。例のコンテンツをハードに組みこむプロジェクトは実はこの会社の関係者とやっていたのだ。私がつきあいのある人は「会社をやめてでもこのプロジェクトを続ける」といっているが、この売却の話は確かに暗雲をもたらしている。
あとビクターエンタテインメント、私が最も長く付き合いのある会社でまだ私の作品を市場に流している会社だが、ここも今回の売却で大幅な組織変更は避けられないだろう。アーチストの移籍も可能性大、特にスマップは移籍する可能性が高い。ジャニーズの社長は外資嫌いで有名だからだ。私がいまだにつきあいがあるビクターのプロデユーサーも今後どうなるか不透明である。
まあ私がかつて日本ビクターの人間だったということもあっていまだにつきあいが切れないのだが、多かれ少なかれ私の会社にも大きな影響を与える可能性が大である。
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ブログのKyojiが経営する制作会社の将来を嘱望されている所属アーチストです。。




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