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2006年11月14日 (火)

映画音楽できましたー

本日中島監督が来室、 音楽の最終確認作業を行いました

監督にとっても足掛け3年かけた作品、それがいよいよ完成に
近づきます。1時間44分通してみていただいて一部時間軸と動かす等の作業を行ったが、ようやく最終的にできあがった

映像の最終編集やCGのポストプロダクション作業もほぼ終わりこれで作品がほぼできあがった。

できあがりは、
 
私がいうのもなんですが本当にすばらしいできの映画になりました。今までいくつかフィルムの仕事をやりましたが今回は非常に充実感があります。

この映画の特徴をいうと

1.まずいわゆる「日本映画」的な要素がない。これはスタッフ全員がほぼ一致した考えなのだがおそらく日本よりも海外で評価されるような作品。

2.(私がいうのもなんですが)映像と音楽がものすごくマッチしています。特に「母の教え給えし歌」のカタルシス や
ヴィッターリのシャコンヌのシーンは圧巻です。中島監督独特の世界です。

3.現代社会、若者の心の病巣をするどくえぐった作品。
前にもいったがキューブリックの「時計仕掛けのオレンジ」の世界を継承する作品です

まあ日本の映画というだけで見る気がしない人もいらっしゃるでしょうがこの作品は普通の日本映画とは明らかに違うということはできます。(確かに好みに合わない人はいるかもしれませんが...

クリエイテイブな映画、最近面白い映画がないとぼやいている人に是非見てもらいたい作品です。決して見に行って後悔しない映画だということはできます。

今の所、来年の3月に試写会を予定しています。またスタッフや関係者だけで忘年会兼上映会も予定しています。その時は俳優さんも集まる予定です

来年7月に公開予定ですが、そんなわけで海外のいくつかのフィルムフェステイバルに提出予定です監督はそのためにこれから字幕作成の作業を行います。
できるだけ安く行いたいのでもし字幕作成の経験者の方がいらっしゃいましたらご連絡していただければ幸いです。何せ年内に字幕までやってしまいたいので..(一応私も折を見て手伝うつもりですが...)

監督の戦いはまだ続く...

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2006年11月 4日 (土)

マーケテイング庵9/30パネルデイスカッションーテーマ「音楽業界」議事録(長文です)

先々月の9月30日にmixi内のコミュ、「マーケテイング庵」にてレポーターとして音楽業界をテーマにパネルデイスカッションを行いました。それに関する議事録が出ましたのでここでも公開させていただきます

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 第23回マーケティング庵議事録

日時:2006年9月30日(土)17:00~21:00
会場:super studio,inc(渋谷)
天気:曇り
参加者:19名(男性15名、女性4名) 最多参加者記録!!
テーマ:音楽業界
ゲスト:大野恭史さん
作曲家/編曲家/ピアニストであり音楽制作会社を経営され、22年間にわたり音楽業界で活躍。現在約1,700人の参加者を集めるmixiの「音楽業界の未来を考える会」の管理人。
二次会:ZEST

1.音楽業界の現状
80年代後半~90年代後半→CDバブル
ピークは98年の約6,000億円市場だった。
その後下降し7年連続CD売り上げダウン、2006年は約4,000億円の市場見込み。
   ↓
  音楽業界不況!

供給側と需要側とのギャップがあるのでは?
レコード業界は風通しが悪い会社が多い。
会議でも上から下への一方通行。
レコード会社の淘汰が始まりそう。将来的に残るのはごく数社では?

ミュージシャンは厳しい経済環境
ただ同然で色々なことをやらされている
アーティストが崩れている、育たない環境。

音楽業界はなぜ不況になってしまったのか?

2.音楽業界の問題点(第1点目)~タイアップ~
音楽をプロモーションするには、莫大な費用がかかる
それは現在タイアップが主流になっているから
タイアップができなとCDが出せないとまで言われている
→莫大な広告費、プロモーション費がかかる

ネットでやればいいのでは?という疑問が生じるが、果たしてどれだけネットを見ている人がいるか?
ネット配信が広がっていると言われているが、売り上げ規模では全体のまだ10%位。
→ネットだけでは難しい。
CDの売り上げ規模は75%位。CDをやらないとダメ。そのためにはタイアップが必要。

ところで、
タイアップが主流になっているといっても、ユーザーと果たして一致するのか?
タイアップしたドラマや番組等のイメージと一致していない曲が多いのでは?
供給側とユーザー側とのミスマッチ?

現状のタイアップ…初めからこのプロダクションを使おうと決めている場合が多い。
だから曲とドラマや番組等のイメージが違うことがよくある。

タイアップしたからと言って、必ず売れるとは限らない。
→莫大な費用がかかる割には売れていない現実!

3.音楽業界の問題点(第2点目)~メジャーでないと認めない~
メジャーとインディーズの境界が明白。
両者の違いは、レコ協に加盟しているか否か。加盟していればメジャー。
メジャーかインディーズかで扱われ方が全く違う。
メジャーでないと、認めてくれない風潮。
インディーズでも売れているアーティストは沢山いる。
中にはライブを月20本以上こなしているアーティストや、ワンボックスカーで日本中移動しながらライブをやっているアーティストもいる。

インディーズが育たない。→いいアーティストが育たない。
ブランド志向、もうかればいいんじゃないの?といいう考え方が強い。

4.音楽業界の問題点(第3点目)~販売チャネル~
販売チャネルの問題点
レコード会社と特約店契約がないとCD販売不可。
もっとコンビニで販売してもいいのでは?需要はかなりあるはず。
→特約店契約がないので一部のCDだけに限定される。
メーカーはコンビニで販売したい。小売店が許さない。
あらゆる業種で販売チャネルの多角化が進んでいるのに、CD業界では全くできないでいる。
→販売機会を失っている

5.音楽業界の問題点(第4点目)~アーティストが育たない~
新人アーティストの数…1年で100人以上。
それが翌年は10人残っていない!これが最も深刻な問題!!アーティストが育たない。
育つのは一部のアーティストだけ!
それも3年もてばいいとさえ言われている

アーティストのファンは3種類ある
・コア層
・中間層
・ミーハー層←ここが多い

音楽業界はタイアップが主流になってから、ミーハーしか見なくなった。
音楽を一生懸命やっている人や、応援しているコア層に目を向けなくなった。
熱心なファンをみていない。

コア層は、アーティストとの結びつきが強い。
こういう人はインディーズの頃から結びついている場合が多い。
コア層の部分をいかにつかんでいくかが、アーティストが育つか否か決まる!

でも現状はミーハー層だけターゲットにして、売れなくなったら捨てるというやり方が多い。
ミーハーはタイアップされた1曲買えば直ぐ離れてしまう。
だからアーティストが育たない。

日本のミュージシャンのレベルは、実は世界でもトップクラス(ボーカルは少々落ちるが)
ところが冷遇されているので、表になかなかでてこない
だからレベルが低く見られる

最近、アーティストがライブやりたがらなくなった。
日本のライブハウス→ただの貸しホールになっている
ハコの問題
日本には拠点となるライブハウスが少ない。
例えば福岡ならここというものがない。
→アーティストが育たない原因のひとつ!

6.音楽会社の現状
市場規模10%の音楽配信
日本ではモバイル向けとPC向けがある
モバイル向けは浸透してきているので、これからはPC向けの方が将来性があるのでは?
しかし黒字の配信サイトはほとんどない!大半が赤字!

エーベックス
マーケティング凄い!
音楽業界ではビジネスモデルをしっかりたててやっている
着メロ…音楽としてではなく記号・情報。その先にCDがあると捕らえている

音楽業界は勝ち負けがはっきりしてきた
2社位が売れて他はいまいち!
レコード会社の機能が小さくなってしまった
音楽以外のビジネスモデルを立てないといけない
それがしっかりできているのは、エーベックスだけ。

これからは、映像売っていく会社は残っていく
もっていない会社は5年以内につぶれるかも?

7.なぜ音楽を購入するのか
CD…アイテム別売り上げの約75%
なぜCDを買うか原点を考えた方がいい!
音楽の本質…ライブ
ところが、好きなアーティストのライブを毎日聞くことはできない。
→それをCDで代わりに聞く。→最近ではさらにデジタル配信でダウンロード。→i-podで移動中でも聞く。→画像と一緒に聞く(DVD)
→“ながら音楽”が音楽を聴くシーンのひとつになった。
しかし、これは本当にいい音楽を聴くこと可能か?
しかもアナログの方が音がいいのに、デジタルで聞くシーンが多い。

10代・20代は文化として音楽を持たない人が多くないか?→下地を持っていない。
この層は、持っている人ともっていない人の差が大きくなったのでは?
音楽を聴いて感動したことがない人が多くなった。
音楽体験乏しい。
だから下手なアーティストが、タイアップのおかげで売れたりする
中には、ライブやらせたら下手すぎてとても聞けないアーティストもいる。

曲を作るとき、10代・20代向けの曲を書けとよく言われる→この層しか見ていない。
CDは30代、40代にもよく売れている。
この層にも目を向ける必要がある。
一方では30代・40代には、10代・20代向けでないと売れないという話もある
例えば
アンジェラ アキ…認知度は10代・20代が最も高いが、好感度は実は40代が最も高い。
認知度と好感度は一致しないこともある。

8.音楽業界が今後やるべきこと
CDアルバム約3,000円
配信1曲200円、10曲2,000円
この1,000円の差は??
だったら配信で音楽買う。だがジャケットや歌詞カード等配信ではないものがCDにはある。付加価値は高い。→CDはこれからも残る!
当然、配信も残る

音楽業界を取り巻く環境が昔と大きく違うのは、今は多チャネル化していること。
音楽を聴くシーンも多様化してきた。
ところが、音楽業界がそれに対応しきれていない。
CDもあり、配信もある
それ以外のビジネスモデルが全くできていない
音楽以外で攻めることも必要!
音楽業界は異業種交流を全くやっていない。
だから進化できない。
残るのはごく数社だけ。
一度業界崩壊するしかないかもしれない

これから音楽業界で最も大切なコト
芸術性を重視して、多チャネル化にどう対応していくか!
目先の金儲けだけでなく、長期的視野でアーティストを育てていくことを考えなくては、売り上げは上がらない。業界自体もますます衰退する!

そのうち、ユーザーが音楽を供給し始めるのでは?←アマゾン C to C
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以上が概要です。パネルデイスカッションとしてかなり有意義な議論ができたのではないかと思います。これを踏まえて一音楽家として、音楽製作会社の経営者として今後の方針等について考えたいと思っております


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Himawariとアンテネイジア

、オフィスブルーモルフォのハウザーさんこと小畑さんの担当のアーチスト、Himawariとアンテネイジアの渋谷Plugでのライブ、昼間はアコーステイックの話だったが夜はエレクトロニカ、その中で今まで例の冗談放送(懐かしい名前だ、あれはその後どうなったんだ?)で度々名前を聞いていたHimawariとアンテネイジアを始めて生で見れた。

Himawariは映像と合わせながらパフォーマンス的な要素を含んだエレクトロニカだが、ビート感は結構いい。ちなみにプログラミングをしている人はカンヌ広告祭でグランプリを取った作品の音楽も担当していたという。今後の活動に注目

Himawari公式サイト
http://himawaring.com/

そしてアンテネイジア、今まで何回かその独特のムードのサウンドを聞いて興味があったユニットだ。坂本龍一が日本のバンドで評価しているユニットでライナーも書いているという。エレクトロニカなのだが、退廃的でもあり幻想的でもあるヴォーカルと広がりのあるサウンド。実際ライブを始めて聞いたが本当によかった。またサウンドが坂本龍一好みであるのも何となくわかる。

アンテネイジア公式サイト
http://www.antennasia.com/

今日のPlugでのアーチストはいずれも日本より海外では評価が高いアーチストらしい。歌詞も英語が多い、日本では珍しいが考えてみれば海外、特にヨーロッパのアーチストは英語の詞を用意するのって実は当たり前なのだ。いわゆる先進諸国では日本だけだよ。日本人向けのみに作っているのは、おっと日本は文化的にはやはり先進諸国とはいえないか...

こういうアーチストにこれからがんばって欲しいものである。いっそのこと日本なんか無視して海外だけで大人気が出てくれるようになって欲しいとも思う。チボマットとか少年ナイフの例もあるし...

とにかく素敵なイベントにご招待いただきありがとうございました<ハウザーさん

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2006年11月 2日 (木)

いつのまにかつぶれていた音楽配信サイト

音楽配信はCDにとって変わるーなんて本気で信じている人もいるようだがつぶれているサイトも多い。つい最近知ったのだがまた1つある音楽配信サイトが閉鎖されていた。(知っている人には今更という情報かもしれないが)

kanaderu.jp である

実験的にアップしていた作品があってそれを出していたのだが(勿論JASRAC未登録曲-わざと登録していない曲だ)、無料音楽配信サイトとして広告を音楽に載せるという方法だったが広告主自体が見つからず先行きは危ぶまれていた。どうやらもうだいぶ前に閉鎖されていたらしい。実はもう昨年の話だが全曲削除を事務局に打診しても梨のつぶてだった。(その後何回も同じメールを送信)そのためやバイなとは思っていたのだが,,,

kanaderu自体はインデイースのみの配信サイトだが、アーチスト数はかなりの数だったように思う。腹立たしいのはユーザーや権利者(アーチスト)に対しては全く何の連絡もなくいつのまにか閉鎖というのは失礼な話ではないか。 権利者に分配するはずの広告費も1ダウンロード0.1円なんというタダ以下の価格じゃ殆どのアーチストに対してロイヤリテイ未払いのまま閉鎖したことになる。こういうのを世間では持ち逃げというのだが...(夜逃げ?)

私はkanaderuの中ではダウンロード数はたぶん多いほうだったと思うがそれでも最低支払い金額に達しなかった。おそらく殆どのアーチストが達しなかっただろう。ふざけた話だ

一方音楽配信サイトの戦略を見直すべく考えたのでkanaderu自体がなくなってある意味好都合ではあるのだが、やはり気分は悪い。

ナップスターやmora i-tunesが各携帯キャリアと組むことが決まった以上、インデイースのみの音楽配信サイトの時代は終わったといっていいだろう。WEEDにも実験的に出しているがこれもおそらくつぶれるのは時間の問題。音楽配信ともてはやされているが現実は厳しい。既に淘汰の時代だ。






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