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2006年8月20日 (日)

映画「俺たちの世界」音楽進行状況2

昨日の映画「俺たちの世界」の音楽制作に関して、やはり映画自体がキューブリックの「時計仕掛けのオレンジ」の影響を強く受けていることから、久々にそれを何回も見ている

昨日「俺たちの世界」にウエンデイカルロスの第九のアレンジを使うという話をしたが「時計仕掛けのオレンジ」を見た人ならわかるだろうがその映画にもその第九が使われている。というか「時計仕掛けのオレンジ」のサントラ自体がウエンデイカルロスの手によるものである(当時は「ウオルター」カルロスだったがーつまり「彼」だったのだが..)

キューブリックの音楽の使い方は独特だが、その関係で何回か見ているうちにサウンドデザイン、音楽の構想をやはり大幅に変えなくてはならないことに気がついた。勿論この「俺たちの世界」は「時計仕掛けのオレンジ」と全く同じものではないが共通点がかなりある。どちらも管理社会の中の人間の本性との矛盾ー暴力やセックスなど、欲望の限りを尽くす荒廃した自由放任と、管理されたシスマテイックな社会とのジレンマを描いているという点では共通している。

「俺たちの世界」の監督の中島良氏も面白いことを云っている。「被害者より加害者の方が興味がある、なぜならば加害者の方が病んでいるからだ」確かにこの映画はそれを描いている。

この映画が通常の映画のドラマ仕立てのような、いかにも劇伴的な音楽の作り方をしたら安っぽい映画になってしまうのは明らかだ。というわけでキューブリック的な音楽コーデイネートをもう少し研究しようと思っている。明日は2001年宇宙の旅と今度は「フルメタルジャケット」でも見て研究しようか

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