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2006年5月 7日 (日)

{コラム] 250周年のモーツアルト狂騒曲

丸の内の丸ビルで「モーツアルト展」なるものが
開かれているらしい

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060503-04412721-jijp-soci.view-001

誤解のないように断っておくが私はモーツアルトの音楽は 基本的に大好きである。また今年は生誕250周年(正確には今年の1月27日で生きていればモーツアルトは250才になる、 てーそんなことありえるはずがない(^^::) ということで モーツアルトの話題が多くなるのはわからなくはない

ただ根が天の邪鬼なのか誰でも彼でも「モーツアルトは いい」とかいう話になるといささか正直な話げんなりする。 実際文化人から、タレントまで「モーツアルト」の話を テレビなんかでしているのをよくみかける

まあNHK教育テレビのクラシック系の番組ならまだ 仕方ないかもしれない。

だけど僕自身どうしても次の2種類の人たちがモーツアルト のことを語っているのを聞くとどうにも癇に障る

1.訳のわからない音楽評論家や「モーツアルト研究家」 なる人間がモーツアルトを語っているのを聞くときまるでモーツアルトは市場最高の天才作曲家でモーツアルト 以外の作家は全てカスだといわんばかりに語る輩

2 音楽療法で「モーツアルト効果」なるまやかしの理論をもっともらしく論じている輩。モーツアルトの音楽にヒー リング効果がある曲があるのは事実としても、あたかも モーツアルトが他の音楽と比べあたかも特殊な音楽であるかのように語っている奴

(※モーツアルト効果とは
  モーツアルトの音楽には免疫力や、精神安定場合によってはうつ病にも効果があるというもの。モーツアルトの音楽 を聞くことによって受ける精神的作用をモーツアルト効果という。フランスの精神医学者デーブキャンベルが提唱しているものーちなみにデーブキャンベルはフランスのモーツアルト協会の理事でもある)

前者の場合ーだいたいクラシック系の音楽評論家にありがちなのだが自分の好きな作曲家を始め、ある特定の音楽形式を 絶対視しそれ以外の音楽を認めないという傾向がある。彼ら の話を聞いていると、寧ろ宗教に近いものを感じる。当然ポ ピュラーを含め音楽全般を客観的に評価する能力は彼らには ない。まあクラシック系の評論家でも黒田恭一さんのような 人がもう少し増えれば少しは偏った音楽観で音楽を語られなくなると思うのだが...

後者の場合は本当に困ったものだが実は日本の音楽療法学会では寧ろ主流になっている。だがはっきりいおう。別にモーツアルトでなくてもゆっくりとした美しい音楽であれば同じ効果は得られるのだ。絶対にモーツアルトの音楽でなければ こういう効果はでないという訳ではない。まあ埼玉医科大学の和合治久教授は必ずしもそこまでは云っていないようだがドンキャンベル氏などは明らかに全てのモーツアルトの音楽にこの効果があると述べているがこれは明らかに疑問だ。

例えばドンジョバーニの幽霊出現の音楽にヒーリング効果があるとは考えられない。

そして何よりもこの理論は個人の音楽的嗜好に関する観点が欠けていると思う。音楽療法というのはもっと多様的な面があり モーツアルトといえども、受動的音楽療法(私は受動的 音楽リハビリテーションと呼んでいるー詳しくは私の音楽 コラムー音楽療法についてをご覧下さい)の素材の1つに過ぎない。

モーツアルトの音楽は確かに美しい、すばらしい芸術である。またモーツアルトは(実際の人物像はかなりくだけた人物で あるが)比類なき天才であったことも確かだろう 。

しかしだからといってモーツアルトの音楽が他の音楽と比べ何か「特殊な」音楽であるという観点には同意できない。モーツアルト生誕250周年ーせっかくだから訳のわからない偏見は持たずに「普通に」モーツアルトの音楽を楽しもうでは ないか。モーツアルト自身もそれを望んでいるだろう

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