2022年6月 3日 (金)

コロナのトンネルを抜けられそうな現在

1カ月ぶりの記事です。

5月はいろんなことに忙殺されブログ更新どころではありませんでした。やはりブロガーってヒマ人でないとできないですね。

しかしコロナ禍に遭遇し2年以上も停滞した時期を過ごさざるを得なかった現在、長いトンネルに苦しめられ、持続化給付金、一時支援金や月次支援金、そして事業復活支援金といった公的支援、そして様々なことをやって悪あがき、もがいていたわけですが5月に入りCM音楽制作の仕事が入り、ようやくコロナの長いトンネルから抜けられそうな感じになりました。

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とあるスポーツ用品メーカーのWEB CMですが、この件で久々にレコ―デイングも予定しており、ようやく音楽の仕事が帰ってきたという実感を得ることができました。

また現在ショートフィルムの音楽も着手しており、徐々に事業復活の方向に歩み始めています。

とにかく1日も早く業務正常化を。これは私だけでなく全ての中小企業関係者が考えていることではないでしょうか?

この流れが続くことを祈ります。

 

 

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2022年4月 5日 (火)

海外に音楽サンプルリンクを送信する日々

実は最近日本にいながら英語ばかり使っている。どういうことかというとSNSやメール通じて海外のフィルムメーカーや映画関係者とのコンタクトを毎日のようにやっているからである。


特にここ数週間顕著だけど、海外の映画製作会社、プロデューサー、監督等で映画音楽作家の募集案件が頻繁にSNSに投稿されるようになり、全部ではないけど面白そうなところに自らのCV(プロフィール)とともに音楽サンプルのリンクをSNS経由でほぼ毎日送信している

SNSの募集には世界中から応募があり、そのため競争も半端じゃないんだけど、こういうこと自体以前では考えられなかったことだ。キャステイングコールもおそらく「東京バイス」の影響だと思うが日本で撮影のハリウッド映画やドラマの案件も増えてきており、間違いなく世の中が大きく変わっていることを実感する。以前とは違うながれができつつあるように思う。


さて日本では音源サンプルを送る場合未だにCDを渡すことがメインなんだけど、驚くなかれ海外で音関係の業界関係者に接しても、もうCDプレーヤー自体持っていない人が多い。今海外に対してプレゼンする場合は必ず音源を直接聴けるリンク、もしくは音源を聴けるウエブページのリンクを提出する、という方法が完全に定着している。


そのため音源のパソコンリンクやSpotify等のリンク等をいつでも出せるようにしている。私のCV(プロフィール、レジメ)にも音源に直接リンクできるようにQRコードをCVに張り付けている。


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QRコードはスマホが普及するまでは海外ではあまり使われなかったが、最近はヨーロッパでも中国でも頻繁に使われており今では日本より使われているくらいである。スキャンすればすぐにページに飛べるので便利である。日本発のITツールで世界中で普及した数少ないツールの1つである。作曲やっている方で海外進出を考えている皆さんも使われることをお勧めする。


日本があくまでCDにこだわるのは日本の音〇協を始めCD製作から流通まである種の既得権益のようなものが構築されているからである。音〇協を始めとする業界団体は日本の「芸能界ムラ」の体制を維持することをトッププライオリテイとしていて、社会やイノベーションがどうなろうがそれを維持することを目的としているためだ。しかし今の10代―20代はもはやCDプレーヤーを持っている人は極めて少なく、やはり100年に一度のパラダイムシフトはいかに音〇協がこの流れに逆らってももはや止められるものではない。それゆえ昭和の発想はもはやどう抗ってももはや時代錯誤のものでしかない。


今SNS、それもFacebookだけではない。それによって海外との繋がりが比較的に簡単にできる時代である。とにかくSNSに投稿されている映画音楽募集案件に音楽サンプルのリンクを送り続けようと思う。それを続けていればいつか必ず道が開けると信じる。


 





 


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2022年1月 2日 (日)

今年の抱負ー暗黒時代からの脱却 コンテンツのボーダーレス戦略、サブスク、NFT 大事なことはチャレンジ精神を失わないこと

2022年に入った。

2020年と2021年とコンテンツ制作会社にとって暗黒時代が続いた。しかし暗黒時代をコロナのせいばかりにしてはいけないと思う。確かに音楽家はライブができない、もしくはかなり制限された状況で行うしかない。映画やその他の映像の撮影作業についても同様である。

しかし同時に次の時代の大きな変革の兆しも既に見えている。

1.ボーダーレス、グローバルな制作案件への参加や企画

前にも書いたと思うがインターネットの普及により以前ならほぼ不可能だったことがSNS(ソーシャルメデイア)の出現によって可能になりそれがとんでもない変化を業界にもたらしつつある。具体的には以前も書いたが以下のような変化である。

1.メデイアの変化 

パッケージの時代からサブスクリプションによるストリーミングの時代。映画ならNetflix, Amazon Prime, Disney Plus etc. 音楽ならSpotify, Apple Music, Amazon Music, You tube 等

2.グローバル、ボーダーレスの時代

コンテンツの制作工程からリリース、発表まで国境に関係なく全世界に広がる。クリエイターもアーチストのファンベースももはや国境関係なく広がる。

3. グローバル化、ボーダーレス化に伴う業界の構造の変化

コンテンツ、情報が国境に関係なく動きコンテンツの制作環境も必然的にボーダーレス、国境がなくなる。特にコロナパンデミック以降、特にポストプロダクション関係でリモートによる作業が推進されており、制作プラットホームが統一されればファイルの転送だけで済む。

上記1-3 が推進されると制作案件を共同で行う場合世界で統一されたビジネスルールに基づいて作業が行われなければならない。その点がガラパゴス体質を持っている日本が大きく世界から遅れている原因でもあるが、私は今年はその「世界統一のルール」に基づく制作ー具体的には日本発ー世界向けリリースの作品の制作が当たり前になる事例を作っていこうと考えている。

それによる「価値観の変化」が起きている。具体的にはP.F.ドラッカー氏のいう「情報革命」が起きた結果だと私は考える

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テクノロジストの条件 (はじめて読むドラッカー (技術編)上田惇生編訳、ダイアモンド社)  

詳細な内容は拙ブログ記事を参照されたい。

■「情報革命」がひょっとしたら...起き始めているのかもしれない と思う今日この頃
http://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/2020/01/post-5d23d1.html

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2021年12月29日 (水)

悪夢の2020-2021年が終わり、ポストコロナ時代の音楽や映像の時代を展望

コロナのパンデミックが2020年の春先から始まり、2年近く、ここ2年殆ど音楽のライブ演奏はもとより映画を始めとする撮影も中断を余儀なくされ、行ってもかなりの制約や条件の元に行わざるを得ない状況が続いた。

私個人の実績として昨年は「銀幕彩日」(中田圭監督作品)の音楽(併せて英語字幕の翻訳やエキストラとしても参加した)、そして今年はDare to Overcomeのテーマアンセムをようやく完成させたという程度で、正直昨年よりも今年の方がダメージが大きいのも事実。

とりあえず2021年12月の段階では表面上はコロナは一見落ち着いているように見えているものの、既に過去最強の感染力を有する「オミクロン株」の市内感染が東京、大阪を始め各都市で始まっており、年明けから「第六波」を覚悟した方がいいと思われる。

「オミクロン株」はワクチン接種済の人でもブレークスルー率が小さくないといわれており、今後予想される3回目の接種と先日認可された新型コロナウイルス感染症の飲み薬「モルヌピラビル」がどれだけ効果があるか次第で第六波の規模と時間がかかるだろうと思われる。「モルヌピラビル」はオミクロン株にも有効といわれており、この処方が広がればコロナのパンデミックの収束に対する期待も出てくる。

そして仮にワクチン接種とコロナ軽症者向けの「モルヌピラビル」でコロナが一定限度収まったとしよう。
パンデミックが収まり、これで世の中の全てが「コロナ以前」の状態に戻るか、とそう期待している人もいるようだが、残念ながらたぶん、そうはならない。

この2年間のパンデミックに対する対応において、日本では一部の会社は嫌々ながら進めていた「オンライン」による業務の定着はコロナが収まったからなくなるわけではない。業務効率上は「オンライン」で進めた方が経費の削減や業務効率が上がることがわかってしまったからである。会社というのは経費削減や効率が上がることがわかれば自然にそちらの方に動くものである。

大学等の授業も教室で行うよりオンライン授業の方が効率がいいことがわかってしまった。これを考えるとポストコロナの時代に入ってもオンライン授業がなくなるとは思えない。

そして何よりも映画や音楽の産業形態は「ポストコロナ」時代では「コロナ以前」と比べて大きく変わらざるを得ないだろう。

例えばアイドルの握手会などは「ポストコロナ」時代で復活するだろうか?レコード会社は「握手券」をCDに入れるあの「オイシイ」思いが忘れられずポストコロナで再度行う構えのようだが、CDという商品形態はもはや時代遅れなのは明らかであり、各レコード会社もサブスクリプションにあれほど消極的だったが、コロナのパンデミックの姿勢はその消極的な姿勢も変えた。2年前は音楽関係者に「プレイリスト」といっても何をいっているのか理解されなかったが、今や私の曲によるレコード会社の公式プレイリストも存在する等、姿勢は大きく変わっている。

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筆者の作品によるビクターエンタテインメントの公式プレイリスト

 

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2021年3月12日 (金)

東日本大震災10年

東日本大震災で10年

あの時の記憶は今でも昨日のように覚えている。ちょうどとある自宅の仕事場兼スタジオで映画劇伴の作業をしていた時にそれは起きた。

その時の模様を記録した記事がある。

私の2011年3.11の備忘録

https://kyojiohno.hatenadiary.com/entry/20140312

あの日から7年目 忘れてはならない日と鎮魂の思い

https://kyojiohno.hatenadiary.com/entry/2018/03/11/114005

そして昨年の今頃から始まったコロナウイルス禍

いまだ復興が道半ばの中、経済の面でも文化の面でもかなりの打撃をうけることになった。

そして東日本大震災もコロナも共通することは 「当たり前のことができなくなったこと」

当たり前のことができることがどんなにありがたいことか。そのことに感謝しなくてはならないということ。

当たり前のことができなくなった時に初めて気づくのである。人間とは愚かな動物だ。

われわれ音楽家にとって当たり前の事、それはライブ演奏ー生演奏ができなくなったこと。

いまだ100人単位で新規感染者が続く東京、ワクチン接種も思うように運ばず日本国内も思ったように入ってこない。このままでは3月21日の解除もおぼつかない。生演奏が再開できるのはいつのことだろうか

これが私が最後に行ったライブ演奏である。

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正直ものすごくライブをやりたい。でもできない。本当に次できるのはいつだろう?

 

 

 

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2021年1月10日 (日)

緊急事態宣言再発令でエンタテインメントも再度緊急事態へ!

既にご存じの通り1月8日にコロナの第三波による感染拡大で政府が重い腰をあげ緊急事態宣言を行った。昨年の4月に続き2度目の発令となる。

私見では今回の第三波がこれだけ拡大した原因は日本政府による人災によるところが大きいと考える。

 二度目の緊急事態宣言ーGoToを強行し自粛といいながら会食三昧した政府首脳による人災である。
https://kyojiohno.hatenadiary.com/entry/2021/01/09/000000

しかも現在の状況は明らかに4月の状況とは違う。陽性者数の累計は東京だけで73,450 人、入院患者3,119 人、重症者数129 人 1月7日に2447人を出してから本日まで3日連続2000人代
ここまで人数が拡大してしまったら収束するには相当時間がかかるだろう。緊急事態宣言は2月8日までとなっているが、その時期までに到底収まりそうにない

このような状況でまたライブハウス、ジャズクラブ等、ただでさえ打撃を受けている音楽インフラが今回の緊急事態宣言でどうなるか心配だ。これから無観客の配信ライブに関しても真面目に検討して音楽のインフラを温存できることも検討する必要がある。

尚、ライブハウスでの無観客配信ライブについて都が公式見解を出したのでここでシェアさせていただく

https://www.sangyo-rodo.metro.tokyo.lg.jp/attention/2021/0107_14118.html

 食品衛生法に定める飲食店営業許可を受けたライブハウスを運営しています。営業時間短縮の要請に協力し20時で閉店した後、施設内で清掃や練習を行っても協力金の対象となりますか?

 従業員による施設の清掃や練習、オンライン配信のための撮影などで施設に立ち入っても、営業していることには該当しません。必要な要件を満たすことで、協力金の対象となります。ただし、閉店後の使用であっても同時に複数の演奏者等が集まることを避けるなど、感染拡大の防止を徹底していただくことが必要です。

取りあえず私自身が関わっている映像の撮影、ライブ演奏等に関してソーシャルデイスタンスに基づいた対策を始め、映像や音楽コンテンツ制作に対しての影響を最低限に行う努力と、音楽の配信ライブに関して計画をたてることを考えるべきと考える

尚、このブログでも何回か書いた「文化庁継続支援」の共同申請、いまだに採択されていないし、もしかしたらもう不採択なのかもしれない、とも思うが【不採択なら不採択と云ってほしいのだが) もう今から2月28日までに事業終了、はもう今日の段階では物理的に不可能になってきているので、正直もはやどうでもよくなりつつあるが、今回の緊急事態宣言の発令でさらに影響を受けるのは必至と考える。

いずれにせよ見通しは明るくないが、要は今の日本は他人があてにならないので自分で乗り切るためにありとあらゆるオプションを考えるしかない

 

 

 

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2020年12月31日 (木)

エンタテインメント試練の2020年ーポストコロナの新時代に希望の光を

2020年があと僅かで終わる。

わざわざ言う必要もないがエンタテインメントに関わるあらゆるアーチスト、クリエイター、スタッフクルーにとって苦しい試練の一年であった。そして残念ながらこのままいけば2021年の少なくとも前半くらいまではその試練が終わりそうにない。

映画。映像は撮影がままならず、役者さんパフォーマーは感染のリスクに絶えずさいなまされている。

ミュージシャンはライブ、コンサートの機会を奪われ多くは仕事すらできないでいる。

特に音楽は時間と空間の芸術だけに生演奏ができない、というのは致命的である。

コロナウイルスの第三波の勢いは凄まじく、大みそかには東京は一日の感染者が1300人を超えた。それに対して政府も行政も無策であり、日本の政治家はトップが自粛をよびかける一方で、自分たちは大人数で会食する。その緊張感のなさが国民一般に広がり感染者数がどんどん増える結果になっている。この流れは当分収まりそうにない。

ワクチン普及も待たれるが、日本で接種が始まるのは早くて2月下旬、一般に普及するには早くて2021年の年末頃ともいわれる。また現在あるワクチンがどれだけの効果があるのか、実際普及してみないと現段階ではなんともいえない

しかしネガテイブさの中にも未来への希望を見出さなくてはならない。

100年前の20世紀初頭には「スペイン風邪」が今のコロナ同様にパンデミックを起こし、世界人口の27%が感染、死者は1億人を超したといわれる。今回のコロナウイルスーCovid19は今日現在、世界の感染者数8280万人 死亡者は181万人とスペイン風邪ほどではないが、しかし深刻な状況であることに変わりはない。

だが1つだけよかったと思われることがある。

それはコロナウイルスーCovid19のパンデミックはインターネットが普及した後に起きたということである。このことは大きい。もし今の状況を考えると、インターネットが普及していない状態でこのパンデミックが起きていたら間違いなく社会は崩壊していただろう。

そして我々エンタテインメントに関わる人間としてはそれを利用しなくてはならない。

勿論、音楽に関わる人間として「生演奏の機会」-これの復活を願ってやまないし、音楽のライブ、コンサートというものは決してなくならない。映画も同じで劇場で映画を上映する、という形式は決してなくならない。

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2020年4月26日 (日)

緊急事態宣言下?ステイホームしていますが全然暇していません。寧ろメチャクチャ忙しいです

4月7日から(厳密には4月8日の午前0時から)の緊急事態宣言、私も駅まで買い物や金融機関へのお出かけ等は少しありましたがだいたい家にいました。

今のミュージシャンはライブはできない、ということでFacebookやZoomを使ってライブ配信とかやっている人もいますが、私も先日Zoomによってサブスク関係のイベントはやっていますが、実はライブ配信もやろうとしています。

結論からいいまして今確かにでかけてはいませんが、メチャクチャ忙しいんです。

一つは非常にありがたいことに一件小さな仕事があります。今これも進行中です。今月中に納品しようと思ってましたが来月にずれこむでしょう。

しかしそれ以外にも実はやることが山積していて、とてもステイホーム期間中にのんびり本でも読んでいよう、なんて悠長なことを云っていられませんでした。

ちょっと見ただけで上記の小さな仕事以外に

・ライブ配信(今機器がテクニカルな問題を出して苦戦しています)ww

・ズームによる打ち合わせ、(今度ズームによるオンライン交流会もやる予定です)

・自宅でのライブ演奏を録画 ➡ これから編集もしてYou tubeにアップ予定

・サブスク再生回数強化 (Spotify, Apple Music, Amazon 他)

(関連の配信強化グループ「サブスクリプション演奏回数増加、プレイリスト登録互助会管理人をしている以上、また先日この件に関してのオンラインセミナーもやった以上、私自身が大きな成果を収めないと体裁があわない、という面もあります。その関係で現在大きなプレイリスト5つと自分が主催するプレイリスト、これを毎日1回ストリームしなければならず、これ自体がかなり大変な作業ですww)

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・サブスクでの新譜(既に制作済)のリリース準備

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2020年1月29日 (水)

「メジャーでない」「ベンチャー」であることのいきざま

本日とあるベンチャー企業で打ち合わせを行った。

大昔会社員している時にシリコンバレーの黎明期でもあり今でいうITの時代の前に多くのベンチャー企業を訪問したことがある。なかには本当に「ガレージ同然」の会社も本当にあった。

日本の企業も当時の急激に活性化しつつあるシリコンバレーやアメリカのコンピューターメーカーに興味は持っていたが、ご存じのとおり結局日本がその新たな産業の流れに乗っかることはなかった。

今世界を支配するプラットホームの企業、Google, Amazon, Apple, Microsoft, Facebook といった巨人はその中から生まれていった。日本からはそれら巨人に対抗しうる会社は生まれなかった。ソフトバンクも楽天もこのプラットホームの会社からすればものの数ではない。

そこが今の日本の大きな問題だが、実際今日そのベンチャー企業の社長(日本に長く住んでいる中国人だが)と話をしていて「大企業が絶対やらない仕事をやって新分野開発をやり遂げる。」という当たり前のひとことを聞いてはっとした。

今の日本人のマインド、あまりにも大企業とか音楽や映画ならメジャーな制作会社とか、そんなところしかみていないのではないか?

だが今の日本の大企業を見るがいい。まるでお役所のように「前例」という奴にこだわり新しいことをやりたがらない。「やらない」ことを正当化しようとするし、何をやるにも手続きだ、書類だ、などと面倒くさいことばかりである。

そして大多数の日本人はそれに疑問に思わず「そういうものだ」と思っている。

そして何よりも「長いものに巻かれよう」という体質が強いためか、「大企業でない」あるいはコンテンツなら「メジャーでない」人達を蔑む風土すらある。インデペンデントというだけで「シロウト同然」「ものの数ではない連中」と決めつけ目下のようにみる。

私は日本人のそういう体質がGoogle, Amazon, Apple, Microsoft, Facebook といった世界を支配するプラットホーム会社が生まれない状況を作ったのではないかと考える。

ベンチャー企業の社長をみると本当に毎日いろんなことを考えている。それに引き換え大多数の日本人は周囲と同調し、目立たずただただ周囲に流されて思考停止になる。今の日本人をみるとそんな人間ばかりである。

これじゃ国際競争力などとてもじゃないがつくものではない。

そのためにはベンチャーもそうだし、インデペンデントのコンテンツメーカーが大企業、メジャー会社とは違うものを生み出していく努力をしていかないといけない。私のようなコンテンツ屋はメジャーがやらない分野を大きくするためにあれこれ考え、全世界に通用する作品を作り上げる。

きちんと考えた奴が最後には勝つ。今日のベンチャー企業との話でいろいろと得られたものがあった。自分とは違う分野の人達との交流も大事である、と思った次第

繰り返す日本人の今の「思考停止」の状況、このままではどんどんこの国が没落するばかりである。

 

 

 

 

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