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大野恭史 お知らせページ

■新作ストリーミング情報

ドキュメンタリー映画「涙の数だけ笑おうよ」 のテーマ音楽だった曲がSpotifyとApple Musicでストリーミング開始!!  いたしました。

ご存じ「金毘羅ふねふね」のジャズバージョンです。 2versionありまして最初のバージョンの

Konpira Fune Fune Jazz vers1

 

 

Konpira Fune Fune Jazz vers 2

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2019年3月26日 (火)

映画ー特に自主制作の方にお願いーポスプロの予算はあらかじめ最低限度は確保して下さい

ちょっとここでまた苦言を呈させて頂きます。


私は映画音楽をやっている立場ですが、映画の制作工程の中では「ポストプロダクション」(撮影、クランクアップ後の制作工程)の工程の中の一員になります。その点で前々から気になっていたことがあります。とりわけ自主制作や低予算の映画製作にこの傾向が顕著なんですが、誰かがこれを云わないと状況が一向に改善されないので、あえて批判覚悟でいいます。


それは映画のバジェットでポストプロダクションの費用を殆ど残していないケースが日本では本当に多い、という点です。


撮影とか役者さん、クルーにお金がかかるのは当然です。いい映画にしようと思えばそれなりのプロにお金を払うことが必要です。しかし日本の映画、とりわけ自主映画をみますとその撮影だけで殆どお金を使い果たしてしまうケースが見ていてあまりに多いように思います。


昨年大ヒットした「カメラを止めるな!!」は当初専門学校の自主映画として作られていますが、予算は300万といわれます。(実際シネコンや海外でロードショーされている時点でその映画はもはや「自主映画」というレベルではないのですが)


これ自体は素晴らしいことなんですが問題はこの300万という数字だけが一人歩きし、「映画って300万でできるんだ」みたいなおかしな先入観が映画業界から一般の報道にまで広まってしまい、映画製作のブラックな状況を余計に悪くしてしまう、という状況があります。


実際まともなクオリティにしようと思ったらポストプロダクション費用だけで200-300万は最低かかります。それなりのポスプロスタジオを使えばそのくらいすぐかかります。


その結果ポストプロダクションにかける費用が殆どなく、編集だけでなくVFXその他の視覚効果、カラコレ、整音のMA等本来プロレベルの映画にするのに当然な費用をかけないで海外の映画祭に出してしまうというケースが後を絶たないのが昨今の状況です。


酷い状況ですと撮影でまともに録音さん、音声さんを使わずビデオと同じようにカメラのマイクだけで録ってしまう(それこそギアすら使わない)ケースも多く、結果ノイズが酷くとても映画の音声としては使い物にならないケースも実は多いです。私も時々お手伝いで整音とかやりますが、音質があまりにひどくもはや整音どころか手の施しようがないケースも少なくありません。そうなると再度録音に出るか、アフレコをするか等の作業がないとやりようがありません。


音声って必要なの? カメラのマイクだけじゃダメなの?


MAって何? 必要なのそれ?


某芸能プロが企画した映画で実際芸能プロの社長が発した台詞です。ちなみに芸能プロが企画した映画は最近多いですが、かけるべきところにお金をかけていないケースが正直かなり多いため酷いできあがりになっているケースが多いです


ちなみにこんなことを云っているのはポスプロの工程の一員である私のブラックな状況への文句云々だけではありません。もっと根本的な問題で今海外の映画界では「日本映画の音は酷い」というのが定評になってしまっているからです。


実際某映画祭の上映である映画の音声がロコツにブツっていうノイズが入っていたりなんていうケースがありました。これ世界のトップクラスの映画祭でこれやったら一発アウトです。


別にハリウッドなみの予算をかけろといっているわけではないですが、少なくてもクオリティを保つのに最低限度のポスプロのバジェットはあらかじめ確保していただきたい、とお願いする次第


音楽でもそうですね。音楽が大事と皆さんおっしゃる割には日本の映画では音楽に本当にお金をかけない


ネットにある著作権フリーの音源で映画が十分なクオリティになる、という考えは捨てていただきたいと映画音楽をやっている人間から云わせてもらいますが、これって無理なお願いですかね?


 


 





 




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2019年3月23日 (土)

ネットフリックスすら知らなかった某音楽業界トップの時代遅れ

先日なりゆきでとある某音制連の非公式な集まり、というか飲み会に行きました。


正直自分にとってはもはや場違いの空間なのであまり居心地はよくなかったんですが、某音楽事務所の社長とか某プロダクションの社長とか(いずれも年配といっていいです)適当に挨拶をして昨今の業界状況の雑談になりました。


その話の流れの中でいささか耳を疑う言葉が発せられました


ネットフリックスってなんですか?


聞いたことあるんですけど


おいおい、マジか。 


いくら音楽、映像の違いがあるとしても、いくらなんでもそれはないだろ?と思いました。


一応この方たちの名誉のためにいうと、昨今の業界の現状でAppleとかSpotifyとかの「ストリーミング」は勿論知っていました。しかし予想通り否定的な意見が返ってきました。


「ストリーミング、あれは最悪だ」


IT系がレコード会社つぶすためにやった陰謀だ、という話まで出てくる始末。欧米では完全にストリーミング、サブスクリプションで音楽業界がV字回復していることを知らないことはないでしょう?


ネットフリックスもわかりやすく「ネットのテレビです」と回答したらいかにもバカにしたように「たかがネット放送ですよね」という返事が返ってくる。そうか、この人たちはネット放送に関してまだその程度の認識しか持っていないのか、と改めて愕然としました。


確かに10年前のネット放送はたいしたレベルではなかったですよ。でも今は違います。


これは音楽業界で長年続いていた「タイアップ」の弊害だと考えます。つまり基本的にテレビといえば地上波以外に興味を示さない。


日本のガラパゴスの世界しか見ておらず日本の外で何が起きているか、ということには無関心、だからストリーミングで海外で音楽市場が回復している、という情報も本気にしていない、という状況で実際「あんなの嘘だろう?」などと云っている人もいました。おいおいその辺のネットのいい加減な情報ならともかくまがりなりにもRIAA (アメリカレコード協会)が発表したデータなんだから嘘であるはずないでしょうよ。


全くどんだけ時代遅れの業界だよ、と思わざるを得ませんでした


まあとにかく長居は無用、ということで適当に見計らってその場を後にしましたが、帰路に向かっている時には頭の中は「いかりや長介」モードでしたね


だめだこりゃ


まあこういう人たちがいまだ日本の音楽界の多数を占めている、牛耳っているという悲しい現実がありますからね。この会で参加して残念ながらこの方々が引退、もしくは棺桶にでも入っていただかないと日本の音楽業界は変わらないんだろうな。と思いました。それにはあと5年?いや10年かかるかもしれません。また悲観的なモードが増幅されてしまいます


日本の音楽の夜明けはまだまだ遠そうです


 



 





 





 


 


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2019年3月17日 (日)

Tresープレーヤー3人によるパフォーマンス@ヴィオロン終了報告(セットリスト込み)

今年で5年目に入りますヴイオロンでのコンサートシリーズ

正直、ややマンネリ感があるので今年は何をやろうか考えあぐねていました。特に今年からバイオリンの田中幾子さん(写真)が参加する、ということになっていましたので、なかなかコンサートの内容に考えをまとめることができませんでしたが

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まどれーぬさん(写真)の強い要望もあり、今年はタンゴナンバーを演奏曲目にいれることになりました。

Madrenne2

今回は私大野(Pf) 田中さん(Vln)  そして即興演劇/パントマイムのまどれーぬさんによる3人の演者ということでTres(スペイン語で"3"の意味) というタイトルで以下の曲を演奏しました。

セットリストですが、各々がメインのステージをもうけつつ最後合同ステージを行うということで

大野恭史(pf)

・ Lost Forest
・Gotham City Waltz
・Short Story
・3 Riffs for the piano

田中幾子(Vln)

・ J.S.Bach  無伴奏 パルティータ第3番ホ長調 BWV1006

ー休憩ー

まどれーぬ(即興演劇/パントマイム)

・ E.サテイーひからびた胎児
・3つのグノシェンヌ
・気取り屋の3つのワルツ

合同ステージ

・ ザ・エンタテイナー(S ジョっプリン)
・Je te veux (E Satie)
・Libera Tango
・ラ・クンパルシータ

今回のステージは目新しかったこともあり、大変好評でした。特にタンゴ系のプログラムは非常に好評でしたので次回はさらにナンバーを増やそうと思います。(^^)

Violin031619
ご来場ありがとうございました。m(_ _)m

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2019年3月13日 (水)

ピエール瀧の逮捕による映画公開やドラマ放送や配信中止の風潮に異を唱える

昨日芸能関係で衝撃の事件が報道された。

■ピエール瀧容疑者、韓国紙幣で薬物吸入か 自室から押収
https://www.asahi.com/articles/ASM3F33GLM3FUTIL001.html

こういう事件が起きるといつものことだが放送、映画、音楽関係者の間には動揺が広がった。そしてピエール瀧のしょんないTV」(毎週木曜深夜)を放送する静岡朝日テレビは13日、番組の「休止」を発表、ピエール瀧容疑者登場のゲームを販売自粛、そしてかつてメンバーだった「電気グルーヴ」もピエール瀧逮捕を受けて中止となった。

■電気グルーヴ全国ツアー東京公演、ピエール瀧逮捕を受け中止
https://natalie.mu/music/news/323624

そして大河ドラマ「いだてん」(低視聴率の問題だけでなくまたケチがついてしまった..)やその他映画の公開中止の動きも出てくる。こういう不祥事が起きると必ず決まってこういうことがおきる

だが私はこういう風潮にあえて異を唱えさせていただく。

いうまでもないがピエール瀧を擁護する気などさらさらない。だがいだてんや「アナと雪の女王」もピエール瀧が出演したという理由だけで放送やDVD発売中止等の事態を懸念してあえていわせてもらう

出演者の一人の不祥事が原因で出演作品そのものを否定するのは間違っている!

そもそも俳優の不祥事でなぜ作品の公開中止やオンエア中止をしなければならないか?そのロジックが理解できない。
映画もドラマも俳優一人でできるものではない。多くのキャストとスタッフの努力によって作られた作品でありキャスト一人の不祥事でその作品そのものを否定するというのはあまりに短絡的で安易ですらある。
公開禁止オンエア禁止で誰が得するのか。誰も得しない。 強いて言えば不祥事を起こした人間の出演で悪質な暇人クレーマーその他による炎上、騒ぎによる面倒を避けたい。つまり東日本大震災直後にイベント開催を「不謹慎」とかいって叩いていたいわゆる「不謹慎廚」のようなクレーマーの続出で自分の地位が危なくなるという保身の論理であろう
つまりひらたくいえば「事なかれ主義」である。

暇人クレーマーなど本来誰からも相手にされないような社会失格者ばかりであり本来相手にする価値もない連中だ。 そういう連中が難くせやクレームで炎上をしかけようと手ぐすねしている。 他にやることがないのか、といいたくなる連中だ、 こういう連中のクレームなど本来スルーすればいいのである

映画会社、放送局、その他のトップの保身や面倒な騒ぎを避けたいため、「事なかれ主義」が蔓延し、その「事なかれ主義」のロジックが広告代理店、放送局、映画製作会社すべてに蔓延してしまい映画の公開中止、番組のオンエア中止という行為が正当化される。
だが「事なかれ主義」は一種の官僚主義を生み日本社会を閉塞状況におく最大の原因となっている

そう考えていたらシネマトゥデイで私と同様な主旨で論じている記事がみつかったので紹介する

■作品に罪はあるのか?俳優不祥事による映画公開中止はなぜ
https://www.cinematoday.jp/news/N0107452

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そろそろ出演者の不祥事によって映画公開やOA中止や商品の発売中止という措置が本当に正しいのか議論すべき時期に来ていると思う。 何度でも云うが一人の俳優の不祥事と作品の本質は無関係である。作品は作品 出演者は出演者、全く別のものである。

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2019年2月28日 (木)

今年はグローバルな人脈拡大を主目的にしようと思うー国内外で活躍する映像クリエイターの作品を見て

昨日ある方のお誘いでNIONという映像グループのトークショー兼短編上映会があるとのことで渋谷のユーロライブに行った。

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早めに来たので観客がそんなにいない印象を持ったかもしれないが会場はほぼ満席で途中休憩がはいったが人は大勢いた。

Nion2

NIONはハイクオリティーな映像作品を世に送り出す新鋭のクリエイティブ集団で世界で活躍する外国人ディレクターそして海外で活躍する日本人デイレクターを始め優秀な人材が集結した集団だ。主に国内外でコマーシャル、広告映像の制作に従事した人が多く、その関係で上映されたのはそのCM映像と自主制作した短編だった。昨日はMackenzie Sheppardと関根光才氏の作品とトークショーが行われた。

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まあ映像はCMも広告映像とはいえ、アート性が高く今日常で頻繁にインデペンデントの映像を見ている私がみても桁違いにクォリティが高い。(広告の関係でバジェットがあるものもあるけど)
何がすごいってったけど、桁違いにクォリティが高い。(バジェットがあるものもあるけど) 特にイマジネーションが凄い。今の日本人にあれだけ想像力があるかな?と思った

例えば日本からカンヌやベネチアに提出されているものは殆どただ同然の予算で作られ、ポスプロもいい加減なレベルで制作されていることが多いのだが、NIONのクリエイターからすればこのクオリティが彼らのスタンダードらしい。はっきりいって日本在住のクリエイターはもっと凄まじいイマジネーションを育てて作品を作らないと到底太刀打ちできないと感じた。
但し彼らの大半が広告畑ということもあるのだろうが、なぜかあれだけクオリティの高い短編を作ってもあまり映画祭に積極的に出そうという姿勢がないようだ。どうも広告、CM畑で長い間仕事をしていると短編映画祭は彼らの目には「マイナー」にみえるらしい。だがカンヌやベネチア等の世界三大映画祭に入選しただけでかなり映画界では注目されるんだけどね、その辺りが映画畑と違いずーっと広告畑で仕事していた人たちの感覚なのかもしれない。

とはいえ、NIONは制作受注を主とする仕事だけの毎日に疑問をもち最終的にはFeature Film(長編劇場公開映画)を撮りたいという気持ちはあるんだろうと思う

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