海外向け音楽教材の制作ー音源制作と翻訳(生徒テキスト+指導者マニュアル)
今年に入り弊社は海外向けの音楽教材の制作を承っております。
当初は日本の教材の音源にネイテイブなボーカリストで英語の歌詞に差し替えそれを収録するというのが主な業務でした。日本国内で使用されていた音源でボーカルのみを差し替えたものですが、あるシリーズでは元々の音源があまりに古いのと新規音源も必要だったのでそちらは弊社代表が編曲も担当しました。後者は修正等の作業が2回ほどありましたが先日すべての作業を終了いたしまして、あとは今回発注をしたクライアントと末端のクライアント(海外の音楽教室)との正式契約を待つばかりとなりました。
しかし最初の音源収録で一部訳詞が歌い辛いとの話がボーカリスト側からあり、弊社もそれを目を通した段階で同様の見解を持ちましたので、前回も一部歌詞の変更を行いました。
そして今回続編のシリーズではすべてのボーカル曲の訳詞作業を受注しました。ボーカリストの一人が日本語歌詞の英訳(訳詞)を得意としていたこともあり、その人間に依頼し今回作業は順調に進みました。
同時に今回はその教材の生徒用テキスト、と指導者用のマニュアルの翻訳も受注いたしました。
実は弊社代表は一時翻訳を「アルバイト」とやっていた時期もありましてその関係でこの仕事を受注いたしましたが、勿論弊社は音楽制作が主業務で他の案件もございますので、基本は弊社の関係の翻訳会社にふっています。しかし最終チェックは全て弊社代表が行っております
翻訳といっても、まあ技術翻訳ほどではないですが、単に英語の知識だけでなく音楽の専門知識も必要ですので、この仕事は両方ないと厳しいものがあります。特に指導者マニュアルは膨大な量ですので対応が大変です。
いずれにせよ世の中がグローバル化し、今後今回のようなケースが出てくると思われます。j弊社は時々公共施設向けの音声コンテンツの制作も行っておりますが、現在(法律で決まっているわけではありませんが)公共施設向けには自動的に4か国分の言語(日本語、英語、韓国語、北京語)の制作を行うのが一般的になっています。今回制作の音楽教材は主に東南アジア向けですが、将来的には中国本土も視野に入れてありますので、北京語に関する準備も今のうちからやる必要がございます。
いずれにせよコンテンツにはもはや国境はありません。今後こういうケースが増えてくると思われます。弊社はグローバルな音楽制作会社を目指します。
最近のコメント